途中から見始めた『逃げ恥』。
録画でですが、最終回まで見終わりました。
内容についての感想はさておき、アラフィフ・シングルという設定になっている百合ちゃんのファッション、素敵でした~。
ジャケット着用がベースで、柄物も最低限に抑えていて、落ち着いたいい感じです。
自分の仕事着の参考にしたいのですが、百合ちゃんの設定は化粧品会社の広報部の部長代理ですから、地味な技術系の仕事をしている私には、華やかすぎですし、石田ゆり子が着てこそのデザインですしね。
私が着たら・・・と想像するだけで、恥ずかしいです(^^;)。
アラフィフ女の仕事着って、みなさんどうしているんでしょう?
私の場合、結構放浪して浪費を繰り返した末に、やっとあきらめがついて、落ち着きました(^^;)。
ファッションの出費が、かなり抑えられるようになったのです。
そうなるために一時期、かなり勉強しましたよ~。
忘れないように、今回はその過程と結果をまとめておきたいと思います。
アラフィフ・ワーキングウーマンのファッション環境分析
まずは、環境分析から。
ビジネスファッションの参考になる雑誌は無い・・・
本屋へ行くと平積みされているファッション雑誌。
30代には、ファッション熱が高まると、ごくたまにですが購入していましたが、今は絶対買いません。
ヘアサロンに行った時に、ちょっとぱらぱら見るくらい。
多くの方が感じていることなんでしょうが、「こんな格好してどこいくの?」というものばかりで、全然参考にはならないんですよね。
特に、アラフィフ以降を対象とした雑誌には、えらいデザイン性の高い(ついでに価格もべらぼうです)洋服やバックが紹介されていて、どん引きです。
確かに体型が出ないデザインだったりしますが、しかしですね、ビジネスの場で着られない服には、お金はかけないんです!
アラフィフと言えば、総合職第一期生の世代ですし、社会的地位の高い女性も増えてきている昨今、そういう方々の参考になるような雑誌があってもいいと思うのですが。
すぐネタが尽きそうなんでしょうか?
アラフィフ・ワーキングウーマン向けのブランドが無い(気がする)
そもそも、アパレル業界全体が、そういうファッションに対して積極的では無いですよね。
あくまで想像ですが、企画の最終決定者が専業主婦に生活を依存している男性管理職で、企画立案者が若い女性社員なのかな~なんて・・・。
そういう方々には、『社会的地位がそこそこある働くアラフィフ女』って、存在しないに等しいのかも。
ニッチすぎて、ニーズが無いと思っているのでしょうね。実際少ないのかな~。
売っているブランドが無きゃ、雑誌も成立しませんよね。
仕方ないですかね。
働くための洋服について学べる本
ファッション雑誌は全く参考にならない。
世のアパレルショップでは、私の望むコンセプトで展開しているブランドは無い。
となると、まずは書籍で基本を勉強!ということで、結構買いあさりました(^^;)。
センスが無いので、勉強から入らないとダメなんです・・・・。
かなりの数の本を買いましたが、今でも残していて、たまに見直すのが以下のものたちです。
着るということ
この本は、残念ですが中古でしか手に入りません。
1996年の出版ですが、内容は、「洋服という西洋からきた服」の基本とは何かを示してくれていて大変勉強になりました。
洋服のサイズ感、色、生地についての考え方私の基本となっていて、今でも時々読み直します。
この本を読んでから、ビジネスシーンで身につけるスカートを、ひざがかくれるタイトスカートに一択にしました。
それ以来、洋服を着る土台ができて、いろんな判断がスムーズに的確にできるようなりました。
ビジネスファッションルール武器としての服装術
働く女性のための、ビジネスファッションのルールを説いた内容です。
おしゃれをめざすのではなく、ビジネスにおける信頼を得るため(稼ぐための)の外見整備のルールを理解することができます。
たまに読み直して、「自分流にアレンジしてもいいやね~」と崩れてくるルールの概念を整え直しています。
ミリオネーゼのファッションルール

- 作者: ジョン・T・モロイ,八重田暁子
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2005/11/06
- メディア: 単行本
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あなたがビジネスで着る洋服の目的は何ですか?
おしゃれな女性、素敵な女性と思われることが目的?
いいえ、仕事ができる・信頼できる人間だと思われること、交渉で優位に立てることが目的です!
そうはっきり答えることができるなら、この本がおすすめです。
目的の達成のためなら、少々やぼったかろうが、なんだろうがいいのです。
職病別・目的別に効果的な色の使い方やデザインが示してあって、とても参考になりました。
ただし、読みにくい。
翻訳がいまいちなのか?表や図が皆無なせいか?
自分でメモを取りながら読みました。
おしゃれの教科書働く女性のワードローブ
「働く時におしゃれしないでいつするの?」がこの本のキャッチコピーです。
年代別に、ジャネット、スーツをベースにしたおしゃれの基本が書かれてあって、著者の手持ちの洋服の写真もあって、読みやすいです。
私の好みより、ちょっとおしゃれ度が高いですが、前の3つで基本とたたき込んだ後、ちょっとカジュアル寄りの着こなしも・・・という時の参考になります。
ティム・ガンのワードローブレッスン

ティム・ガンのワードローブレッスン ~“最高の私"を引き出す服を選ぶために
- 作者: ティム・ガン,野澤敦子,平林祥
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2013/05/17
- メディア: 単行本
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最後はこちら。かなり分厚い本です。
洋服の歴史をアイテム別に解説してくれていて、そのルーツを知ることで、何をどう選ぶのかの基準ができます。
ビジネス上のファッションに絞った内容ではありませんし、女性は女性らしいファッションで魅力的に魅せる方法がある・・・というのがティム・ガンの主張ですから、上で紹介した「ミリオネーゼのファッションルール」などとは反対の立場からの記述も多いです。
ですが、自分に似合うものをどう選んでいくのか・・・を考えるための基本的な教養を身につけるための本としてお勧めします。
以上の5点が、私のバイブルとなっておりますが、これ以外にも人気スタイリストさんがお書きになったものや、写真集、図版集など、かなり投資しました。
しかし、どれもカジュアルすぎて、基準が定まった今の私には、必要が無いので全て処分。
これらを参考に、ビジネスファッションを整えていきました。
続きは、次回に。