シンプル生活で無我の境地を目指せるか?! 

働くアラフィフ女が自堕落な生活改善にチャレンジ めざせシンプル生活!

趣味の道具を断捨離するときの迷いと寂しさ 残りの人生を考える


Paint box

 

2016年に断捨離したものの中に、油絵の道具がありました。

油絵は8年ぐらい前にやめましたが、やめるまで4~5年ぐらい続けていましたね。

絵を描くのは子どもの頃から好きだったので油絵はあこがれの趣味でしたが、始めるきっかけが無く、老後の楽しみにとっておこうと思っていました。

しかし、偶然知り合った素敵な奥さまに誘われて、ある先生のところで教えて頂くことになりました。

 

1.油絵を始めたきっかけとやめた理由

彼女のお宅におじゃましたときに、油絵が飾ってあり、彼女の趣味が油絵であることを知りました。

私も「老後に始めたいと思っている」と話すと、「今すぐ始めましょうよ!」と、彼女が所属する都内でアトリエを構えているグループを紹介されたのです。

その頃は、私の仕事も今ほど忙しくなく、都心に住んでもいましたので、週末や夜にアトリエに通って作品を仕上げることは大きな楽しみとなりました。

そのアトリエに所属していたのは、長く油絵をやっていらっしゃるリタイア組の大先輩がほとんどで、個展を開くような方もちらほら。

先生も教え方が非常にお上手だったので、自分で言うのもなんですが、成長著しかったと思います(^^;)。

毎年行う展覧会も楽しみでした。

 

しかし、仕事がだんだん忙しくなって時間的な余裕がなくなり、合わせて、海の見える郊外のマンションに引っ越してしまったので通うことができなくなり、退会することになりました。

 

引っ越したマンションはかなり広かったので、家で描くこともできましたが、賃貸でしたので部屋を汚すわけにはいかず、また、生活の場にあの独特の臭いが充満するのも嫌で、アトリエに通わなくなってからは、全く描かなくなりました。

 

そもそも油絵は老後の楽しみとする計画でした。

しかし、油絵はかなり体力を使う趣味。

老後の楽しみとするにしても、若い頃に経験があるのと無いのとではハードルの高さが違います(と思います(笑))。

仕事がだんだん忙しくなる予感はしていたので、数年やって基礎を身につけておこうと思っていたのです。

引っ越しがきっかけとはなりましたが、ある意味、予定通りの退会でした。

 

2.油絵の道具をどうするか

さて、油絵をはじめた時に揃えた道具をどうするか。

老後の楽しみと言いながら、どこかで早めに再開したいな~という気持ちがありました。

四国に整備しつつある仕事場の一角をアトリエにしてもいいなとも。

ですから、描かなくはなりましたが、道具はずっと大事に保管していました。

 

昨年の引っ越しの際も、様々なものを処分しましたが、油絵の道具は持ってきました。

今の部屋でも、1年間は保管していました。

何度か処分しようとしたのですが、どうしてもできませんでした。

結局、油絵をやめてから、8年以上、道具を持ちつつけていたことになります。

 

今の部屋で、断捨離をどんどん進めていくと、収納などのスペースに余裕が出てきます。

生活に、時間の余裕もできました。

そこで、とうとう油絵を再開することにして、書斎の一角にしまい込んだままの油絵の道具を使い勝手の良いように配置してみました。

あとは、キャンバスを買いに行って描き始めるだけ。

そういう状態が半月ほど続いたのです。

 

しかし、新しいキャンバスを買いに行く前に、全ての道具を捨てることを決めました。

粗大ゴミに出さなくてはいけないものもありましたので、ちょっと手間だったのですけどね。

 

3.油絵再開!?半月の間に何が起こったか

油絵の道具を眺めながら過ごした半月。

仕事が忙しく、週末もやるべきこと、やりたいことで埋まっていました。

キャンバスを買いには行けませんでしたが、モチーフを色々考えたり、そのために書籍を買ったりはしていました。

しかし、突然、油絵は多分一生やらないと気がついたのです。

 

それは突然でした。

私の人生の残り時間とこれからやるべきことを考えたとき、油絵の優先順位が低いことにやっと気がついたのです。

 

私は絵を描くことは好きですが、それが油絵である必要はありません。

水彩画でもいいですし、もっと手軽な色鉛筆画やパステル画でも。

もっと言えば、ペンタブレットなどでもいいのです。

絵を描くのであれば、今の私がかけられる時間を最大限有効に活用できる方法がベストだと思いました。

 

幼い頃には、単に純粋に描きたいから夢中で描いていました。

本を読むのも、遊ぶのも、次の日の体調や予定なんてほとんど考えず、やりたいから夢中になってやっていた。

今の私はどうでしょう。

無欲でやりたいからやるといった純粋なことは、ほんとに少なくなりました。

というか、感覚が鈍って、何がやりたいのかが、わからなくなっているのかもしれません。

 

4.趣味の道具を断捨離することの寂しさ

油絵は、もしかしたら老後に再開するかもしれません。

けれど、今の私は一生やらないと思っている。

かつて好きだったものがそれほど好きではなくなって、優先順位が下がる。

止められない変化とあきらめとがないまぜになったような寂しい感覚。

 

私の場合、趣味の道具を処分する時って、こういった寂しさがつきまとって、処分するまでの時間がかかります。

似たような気分になった処分した趣味の道具には、スキーの道具がありました。

学生時代にはじめて、かなり長い間やってましたし、その時々の仲間と一緒に行った思い出があります。

道具の買い換えの時は寂しい気分にならずにわくわくしましたが、今後、二度と買うことは無いと思いながら処分した時は、寂しく感じました。

処分するまで、5年以上保管し続けていましたしね(笑)。

 

しかし、処分した後は、かなり気分がすっきりして身軽になりました。

そして、物理的な空間、時間、心にも余裕ができる。

不思議なことに、しばらくすると新しいことにチャレンジしたいという気持ちがわき上がります。

 

何かを手放さないと、次のものが入ってこない。

趣味の道具を手放して、しみじみ実感したことでした。